高砂

”高砂や、この浦船に帆を上げて、、、”と謡われている

高砂は結婚披露宴の定番だ

浦舟に帆をあげて 目指す目的地は大阪の住吉だ

この能には筋書きらしい 筋はないのだが

住吉神社に浦舟が着くと 神が出現して舞いを舞うことになる

大阪といえば 道頓堀の水辺に映える度派手な

ネオンの風景が思い出されるようだ

しかし こういった昔話を」思いだしてくれる風土に

根ざした建造物があるのも事実だ

ただ 今の住吉神社はこの説話を重い起こす

立地にはたっていない 海岸線は埋め立てにより

遙か彼方になっている

現在の大阪が 世阿弥がみた風景から はるかに

違う風景に変貌を遂げていることは 残念に思う