夏は大蛇山

私の住んでいる福岡県大牟田市の自慢は夏祭り「大蛇山」。

毎年、大勢の見物客で賑わうこのお祭は、江戸時代に始まったもので

300年以上の歴史があります。



毎年7月の第4土曜日、日曜日に竹や和紙で作られた大蛇をかたどった

大きな山車が登場。

大蛇の大きく開いて鋭い牙が輝く口からは、

花火や煙幕が噴き出し、まるで大蛇が火を噴いているようで、迫力満点!!!



この山車は、毎年新しく作成されるもので、地区によって

デザインも様々。

大きな目玉や耳、牙は商売繁盛のお守りとして、祭が終わると

大牟田市内の飲食店や商店に飾られています。

それ以外の頭や、尻尾は毎年祭が終わると氏子による「山崩し」で取り壊され

神社で燃やすのが慣わしですが、崩した大蛇の一部も家内安全のお守りになる

ということで、それを奪おうとする見物客と、渡すまいとする氏子の攻防も見もの。



また、子供が生まれると、大蛇の大きな口の中に入れる「かませ」という儀式で

一年の健康と、健やかな成長を祈ります。