モーゼのお墓がある不思議な町・宝達志水町

全国有数の難読市町村名である石川県羽咋郡(はくいぐん)宝達志水町(ほうだつしみずちょう)の名物はモーゼの墓です。



旧約聖書の「十戒」で知られるモーゼ。そのモーゼの眠る伝説の森が能登半島の付け根に位置する町にあるのです!日本海を見渡せる宝達山(ほうだつざん)にある三ツ子塚古墳がミステリーの場所です。



モーゼはシナイ山に登った後、空を飛ぶ船に乗り、宝達山にきたそうです。



モーゼ伝説はまんざらでもなく、宝達山にある神社の狛犬がエジプトのスフィンクスみたいな形をしている、その昔二メートルもの巨人の骨が見つかった、などあります。極めつけは戦後まもなくアメリカ軍が三ツ子塚古墳の調査にやってきて、その調査は極秘事項とされたという話が伝わっているのです。



田舎の駅になぜか外国人がいるなぁ、って思ったら、その人はモーゼのお墓に参拝に来た、という話はよく聞きます。駅から遠いのに外国の方は決まって歩いてお参りするそうです。



モーゼのお墓は「モーゼパーク」として整備され、住民の憩いの場所になっています。私も何度か訪ねたことがあるのですが、歴史上の人物のお墓がこんな身近にあるなんて、とっても感じ入るものがありました。